
大腸3D-CT検査

大腸3D-CT検査とは、新型の64列マルチスライスCTで大腸を撮影し、コンピューター処理によって大腸の三次元画像を作成して大腸の腫瘍性病変などを診断する方法です。内視鏡を挿入しないため「バーチャル内視鏡検査」と呼ばれたり、英語では「CT colonography:CTコロノグラフィ検査」と呼ばれたりすることもあります。
大腸内視鏡検査のように内視鏡を挿入したり、注腸造影検査のように肛門からバリウムを注入したり頻回の体位変換を必要としないため、短時間に楽に大腸を検査することが可能です。
日本ではまだほとんど行われていない新しい検査を当クリニックでは最新のレベルでご提供いたします。
大腸3D-CT検査の実際例
男性(69歳) 無症状
大腸3D-CT検査画像
画面中央のポリープがこの検査で見つかりました。
至急、当院で大腸内視鏡検査が予定されました。大腸内視鏡画像
大腸3D-CT検査で見つかったポリープが、内視鏡で確認され、ただちに内視鏡的に切除されました。
病理検査で早期がんと判明しましたが、完全に切除されたため手術をする必要はありませんでした。
女性(60歳) 無症状
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大腸3D-CT検査画像
矢印が検査で見つかったポリープです。 -
大腸内視鏡画像
大腸3D-CT検査で指摘された部位に5.3mmの腺腫と呼ばれる腫瘍性ポリープがありました